【WSL】Windows Subsystem for LinuxでUbuntuデスクトップ環境を構築する

2019年2月3日

前回の記事からの続きです。前回Windows Subsystem for Linuxで導入したUbuntuでデスクトップ環境を構築します。

Windows Subsystem for LinuxとUbuntuの導入方法に関しては以下の記事をご確認ください。

【WSL】Windows Subsystem for LinuxでUbuntuを使ってみる

 

デスクトップ環境を構築していく

Ubuntuを最新化する

Ubuntuを最新化するために以下のコマンドを入力します。gitも合わせて導入していますが、参考にした記事そのままです。どうせ使うので入れています。

sudo add-apt-repository ppa:git-core/ppa
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install -y git

Ubuntuのデスクトップをインストールする

Ubuntuのデスクトップとして今回は「xfce4」をインストールします。デスクトップは色々ありますが、xfce4は軽量らしいです。

以下のコマンドでインストールします。

sudo apt install xfce4-terminal
sudo apt install xfce4-session
sudo apt install xfce4
sudo apt install gnome-terminal

ちなみにxfce4のインストールは30分~1時間くらいかかると思います。

インストールが完了したら、.bashrcに以下を設定します。

export DISPLAY=:0.0
export LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1

これでUbuntuデスクトップの設定はOKです。次にクライアントツールを入れます。

デスクトップ表示用のツールを入れる

デスクトップを表示するためには別途表示用クライアントが必要です。WSLでは「Xサーバ(X Window System)」と呼ばれるツールが使用できるようです。

いくつか種類があるようですが、割と新しめな「VcXsrv」を使用します。

以下からインストーラーをダウンロードし、Windowsにインストールします。

https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/files/latest/download

※設定はデフォルトでいいと思います。

プログラムに「xlaunch」が追加されていると思うので、起動します。

このような画面がでてくると思いますので、「One large window」にチェックを入れ、「Display number」を0にします。

※Display numberはUbuntu側との設定と合わせればよいので別でも構いません。本記事では0にします。

あとは次へ押し続けて完了をすると真っ暗な画面が出てきます。これでクライアントの設定はOKです。

実際に動作させてみる。

VcXsrvを起動し真っ暗な画面がある状態で、Ubuntu側で以下のコマンドを入力します。

startxfce4

問題なければ以下のような画面が表示されると思います。

※私の環境では少し設定や配置とかいじっているので、実際に表示されるものと多少異なります。

最後に

WSLでのUbuntuデスクトップ環境構築は以上です。次回はUbuntuデスクトップ環境で私が行った設定を記載していきたいと思います。

参考